愛知・岐阜県警鉄警隊とJR東海が新幹線車両を活用した緊急事態対処訓練
愛知県警鉄道警察隊は10月17日と31日、岐阜県警鉄道警察隊やJR東海新幹線鉄道事業本部と協働し、名古屋市に所在するJR東海リニア・鉄道館で、N700A型新幹線を使用した緊急事態対処訓練を行った。社会を震撼させた小田急線・京王線無差別殺人未遂事件発生から2年が経過したことにあわせた風化防止対策と、鉄道事業者と連携した安全対策の推進、現場対処能力の向上を図ることがねらい。
新幹線車内で刃物所持者が暴れるなどの緊急事態発生時に、「警察官が列車警乗中の場合」と「警察官が駅で待ち受ける場合」に分けて想定を進行。各場面での警察と鉄道事業者の役割、連携方法などを確認した。
駅で待ち受ける場合の想定では、愛知・岐阜の隊員が新幹線車内に突入する訓練も行い、両隊が連携して事案認知から職務質問、犯人制圧、凶器捜検、連行までの一連の流れを再確認した(写真)。