静岡・愛知の鉄警隊が新幹線使った合同訓練
静岡県警鉄警隊は新幹線を利用した広域犯罪に対し迅速・的確な初動活動を行うため、愛知県警鉄警隊と連携した合同訓練を実施した(写真)。
訓練では、JR名古屋駅地下街で女性を盗撮していた男を通行人が取り押さえようとした際、男がバッグ内から包丁を取り出し、威嚇しながら逃走すると想定。通行人からの110番通報を受けた愛知県警通信指令室が関係所属へ緊急手配を行い、手配を無線傍受した愛知鉄警隊が、逃走した男が新幹線上り「ひかり号」に乗車したことを確認した。
愛知指令室から手配要請があったことから、静岡県警通信指令室が静岡鉄警隊などの関係所属に緊急手配を行った。JR浜松駅で鉄警隊員が「ひかり号」に乗車して手配の男を発見、JR静岡駅で静岡中央署員と連携しながら男を降車させ、ホーム上での所持品検査によりカバン内から刃物を発見したことから現行犯逮捕した。