警視庁巣鴨署がバスターミナルで関係機関とテロ対処合同訓練
警視庁巣鴨署は5月30日、豊島区東池袋の「池袋サンシャインバスターミナル」で関係所属・機関との合同訓練を行った。
都内では9月に世界陸上、11月に聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」といった大規模イベントを控えていることから、爆発物処理とバスジャック対処の2想定で対応を確認した。
バスジャック対処訓練では、走行中のバス車内で拳銃様の物を所持した男が運転手を脅し、サンシャインシティに向かうよう要求。都交通局からの通報を受けて3署に緊急配備が発令され、ターミナルに到着したバスを機動隊銃器対策部隊や署員などが包囲した。その後は、車外に出てきた男の腕に警備犬が噛みつき、ひるんで凶器を落としたところで制圧(写真)。車内の乗客を安全な場所へと誘導した。