宮城県警鉄警隊が文集「原点回帰」を制作 隊員が震災等への思い綴る
宮城県警鉄道警察隊は、隊員17人が警察を志した理由や東日本大震災、仕事と育児などへの思いを綴った文集「原点回帰」(写真)を作成した。
同隊は9月1日から変則三交替制勤務が廃止となり、日勤制に移行。隊発足以来の大幅な勤務体制の変更で、その節目に伴い、隊員間の相互理解と非違事案の防止を目的に、文集の制作に着手した。執筆者には木村光弘隊長や副隊長をはじめ、長期育休中の隊員も含まれ、テーマは「警察を志した理由」「東日本大震災での経験」「亡き父への想い」「担当した事件での苦労」「育児と仕事の両立」など、多岐にわたる。
普段の同僚からは窺い知れない熱い思いが感じられる内容で、文集を手にした隊員は「震災対応や過去の事件捜査が参考になった」「警察を志した時の初心を再認識することができた」「育児で苦労している同僚への理解がさらに深まった」と話していた。