岐阜県警察学校が伝統の金華山早駆け競争で初任科生の精神を鍛える
岐阜県警察学校は今年度採用の初任科生による金華山早駆け競争を行った(写真)。同競争は、昭和12年から行われている同県警察学校の伝統行事で、初任科生の体力を向上し精神力を養う目的。
金華山山頂には斎藤道三公・織田信長公ゆかりの岐阜城がある。整備された10の登山道には毎日幅広い年代の登山客が訪れる。競争は、県歴史資料館前を2組に分かれて一斉にスタートし、標高約300メートルの緩急入り交じる七曲りハイキングコースを一気に駆け上がり、山頂の岐阜城を目指した。
初任科生の中には途中歩く者も見られたが、登山客や引率教官からの激励を受け山頂にある岐阜城まで完走した。初任科生からは「非常に辛い道のりだったが、コースの途中で会った県民の皆さんから『頑張れ』と声をかけられ、それを糧に走ることができた」などの感想が聞かれ、警察官としての志を高める絶好の機会となった。