兵庫県宝塚署が特殊詐欺被害防止の啓発標語を募集　最優秀賞は「かんぷきん　世の中　そんなに甘くない」

兵庫県宝塚署などによる地域安全運動大会が、阪急宝塚駅構内で開かれた。宝塚市内の小中学生から募集した特殊詐欺被害防止啓発標語の表彰が行われ（写真）、市立小学校に通う伊藤恵海さんが最優秀賞に選ばれた。

「かんぷきん　世の中　そんなに甘くない」の作品を制作した伊藤さんは、テレビの特集番組で還付金詐欺について知り、「大好きなおばあちゃんが被害にあわないように、ちょっと厳しめの言葉を使いました」と作品への思いを語った。

標語は、特殊詐欺被害者の大半が高齢者であることから、孫世代から注意を呼び掛けてもらおうと企画した。275点の応募があり、入賞作品は今後、ポスターなどに活用される。県立宝塚東高校チアリーダー部も参加し、大会を盛り上げた。田村隆清署長は「官民が一体となって犯罪を防ぎたい」と訴えた。