岡山県警が技術情報流出防止へ民間企業対象のインシデント対応訓練

岡山県警が技術情報流出防止へ民間企業対象のインシデント対応訓練岡山県警本部外事課は県警本部で、半導体や先端材料、海洋技術などの先端技術を保有する企業を対象に「体験型情報セキュリティインシデント対応訓練」を実施した。

企業が身近な脅威として感じているサイバー攻撃を題材とした技術流出事案(インシデント)を疑似体験してもらい、企業の経営層やセキュリティ担当者の技術情報等の流出に対する危機意識の向上、各企業による自主的な対策の強化につなげるねらい。2日間で計34社の経営層やセキュリティ担当者など48人が参加した。

訓練では3グループに分かれ、仮想企業のインシデント対応チームとして「サイバー攻撃で重要データが漏えいした」との想定に対処するというロールプレイング形式の訓練に挑戦(写真)。インシデント発生時の情報の収集・分析に始まり、被害の封じ込め、報道対応、警察への通報など必要な対応に当たりながら、最終的にシステムの復旧を目指した。