埼玉県寄居署が交差点に交通安全啓発ドール設置

 埼玉県寄居署が交差点に交通安全啓発ドール設置埼玉県寄居署と寄居地方交通安全啓発ドールP・S委員会は国道140号バイパスと国道254号が交わる、管内交通の要衝の桜沢交差点に「交通安全啓発ドール」を設置した(写真)。

昭和56年から毎年春と秋に制作し、77体目となった今回は、江戸城大奥の礎を築き、徳川家光を支え徳川政権の安定化に寄与した「春日局」をモデルとした。高さ約4.5㍍、重さ約400㌔あり、すべてが手作り。延べ約350人が75日をかけて完成させ、設置当日に管内の龍源寺の丹波住職がドールに魂を込め、参加者全員で交通安全を祈願した。

完成に当たり、寄居地区交通安全教会花園地区支部長・地活会長で制作責任者の松本清さんは「これからも100体、150体と続けていきたい。どれだけ多く制作しても交通事故を減らしたいという強い思いは揺るがない。生涯この制作に携わっていきたい」と笑顔でコメント。千葉正署長は「制作している地域の方々の強い思いをしっかり受け止め、交通死亡事故ゼロという結果で示さなければならない」と話した。