愛知県警が高校で「ながらスマホ」の危険性訴える取り組み
愛知県警本部交通総務課と緑署は10月2日、名古屋市立緑高校で、来年4月から導入される自転車への交通反則通告制度の周知を図るとともに、重大事故につながる「ながらスマホ」の危険性を訴えた。生徒約320人が参加した。
この日は、「ながらスマホ」の危険性に関する研究の第一人者、愛知工科大学の小塚一宏名誉教授(県警交通死亡事故抑止対策アドバイザー)の協力で、模擬実験を実施。視線の動きを確認できる専用機器を装着した生徒が、スマートフォンを見ながら自転車を運転し、その周囲を他の生徒が歩いた。
体育館に設置されたスクリーンには、自転車に乗った生徒の視線がスマホの画面にくぎ付けになり、周囲が見えていない様子が映し出された(写真)。
また、制度の説明では導入の経緯と内容、自転車が当事者となる県内の交通事故情勢などが紹介された。


