「東京ブギウギ」の替え歌で詐欺防止を 大阪府曽根崎署が制作
特殊サギサギ 還付サギサギ サギは色々あります―。大阪府曽根崎署は高齢者に馴染みのある楽曲「東京ブギウギ」のメロディーに乗せ、特殊詐欺に注意を呼びかける替え歌を作った。阪急うめだ本店のイベント会場で、府警音楽隊の演奏にあわせて地元コーラス隊が披露した(写真)。
詐欺を防ぐための効果的な取組として企画され、同楽曲の作曲者・服部良一氏の孫、朋子さんの許可を得て制作が実現した。朋子さんによると、生前の良一氏は「音楽は演奏し、聞いてもらってナンボという考えだった」といい、替え歌のお披露目にあたり「被害防止のお役に立てるなら、(祖父も)喜んでいると思います」とのメッセージが紹介された。
替え歌は4番まであり、1番は「電話が鳴り 響くは知らない人から 不安をあおり 急を迫られ すっかり信じてしまう 一旦切ろう その電話 家族に相談」などと、不審な電話がかかってきた際はまずひと呼吸置いて、周囲に相談するよう訴える内容。リズムを取って聴いていた来場者は「歌いながら楽しく手口を知ることができました」と話していた。