埼玉県警鉄警隊が高校生等と協力して痴漢防止動画を製作
埼玉県警鉄道警察隊の痴漢犯罪防止啓発動画の第4弾が新たに完成し、YouTube県警公式チャンネルで公開されている。撮影には、同県鉄道痴漢犯罪防止連絡協議会会員の高校に在籍する演劇部や鉄道事業者が協力。学校や電車を舞台にしたミニドラマ形式で、メッセージ性の高い作品に仕上がった(写真)。
3分48秒の動画で、タイトルは「have courage ~小さな勇気は大きな安心となる~」。「高校で痴漢犯罪防止講話を受けていた男子生徒が、途中で居眠りをしてしまうものの、夢の中で痴漢被害を目撃し、被害者の女子生徒を助けようとする」というストーリーで、「『大丈夫ですか?』の一言で救われる人がいる」と知った生徒に「現実に痴漢被害を目撃したら、勇気を持って助けよう」との意識が芽生えていく様子を描いた。痴漢は被害者に深い心の傷を与える犯罪であり、被害者のみの問題と捉えずに社会全体で手を差し伸べ、助け合っていこうとの思いが込められている。
今後は駅構内のデジタルサイネージや大型ビジョンで放映するほか、動画の二次元コード等が掲載されたリーフレットを配布するPR活動も行う予定だ。