三重県伊賀署が「伊賀くみひも」の伝統工芸士の講演会
三重県伊賀署は2月25日、伊賀市の特産品である「伊賀くみひも」の伝統工芸士で厚生労働大臣表彰を受賞した廣澤浩一さんを講師に招き、講演会を開催した(写真)。伝統工芸士による講演会は昨年度2回目。
「伊賀くみひも」は、生糸絹糸や金銀糸などを組み糸に使い、角台、丸台、高台、綾竹台などの伝統的な組台で繊細なひもに組み上げて製作される同県の伝統工芸品。映画「君の名は」でも登場し、注目を集めた。清水浩之署長は「署員が伊賀の街への理解を深め、さらに好きになってもらいたい」との思いから廣澤さんに自ら依頼し、今回の講演会が実現。講演会では「伊賀くみひもとは何か」から始まり、その歴史や世界への広がり、技術や伝統を継承する難しさなどが語られた。また、講演後は若手署員が工房でくみひも作りの見学や体験を行い、伝統工芸への理解を深めた。
署員からは「実物の色鮮やかさに驚いた」「廣澤氏の話に職業人としての責任感を感じ、我々にも通じるところがあった」との感想が聞かれ、郷土の伝統に触れることで警察活動への意欲の醸成にもつながる効果的な取り組みとなった。


