福岡県警が企業・大学対象の経済安全保障セミナー 流出防止対策の促進へ

福岡県警が企業・大学対象の経済安全保障セミナー 流出防止対策の促進へ企業や大学などの先端技術を狙った事案が相次ぐなか、自主的な流出防止対策を促そうと、福岡県警本部外事課は10月24日、「狙われる日本の技術~技術流出を防ぐために」をテーマとした経済安全保障セミナーを開催した(写真)。

県内の企業経営者や大学幹部ら約130人が出席。経済安全保障の専門家による講演を通して、具体的な手口や対策、流出した場合の影響に理解を深めた。

セミナーでは、(株)電通総研経済安全保障研究センター副センター長の伊藤隆氏が「身近な経済安保リスク」と題し、最新の経済安全保障関連情勢や企業存続のリスクマネジメントのあり方などを説明。外事課長は「皆様の技術を共に守る」をテーマに、技術流出の具体的事例や対策などを紹介した。