岐阜県北方署がマイスターバッジを贈呈 詐欺防止のコンビニ従業員らに
岐阜県北方署は特殊詐欺被害を未然に阻止した金融機関やコンビニの従業員に、感謝状と「SYM(詐欺抑止マイスター)バッジ」(写真)を贈った。バッジは県警マスコットのシルエットを型取り、「あなたを守る」の花言葉を持つヒイラギの葉をあしらったデザインで、同署生活安全課員が手がけた。同署は”詐欺防止リーダー”としてさらなる活躍に期待を寄せている。
バッジを贈られた従業員は、窓口で高額の預金を引き出そうとしたり、店頭で電子マネーを購入したりする高齢者に応対。「被害に遭っているのでは」との思いから声をかけ、「息子からお金を求められた」「警察官から犯罪に加担したとの電話があった」などの経緯を聞き出した。その場で即座に警察に通報し、警察官が到着するまで説得して取引を思いとどまらせ被害を防いだ。
いずれも警察の防犯指導や広報活動に積極的に協力してきた実績もあり、女性従業員は「バッジの重みを感じている。これまで以上に被害防止に協力したい」とさらなる奮起を誓っていた。