愛知県警が防犯少年団のサマースクール 児童の防犯意識普及へ

「コノハキッズ」の愛称で親しまれ、来年度で20年の節目を迎える防犯少年団のさらなる活性化を目指そうと、愛知県警本部生活安全特別捜査課は8月1、7、8日、本部庁舎でサマースクールを開催した。県警初の試み。同団体に所属する小学生306人が参加した。

同団体は、子供の「自分の命は自分で守る」という自主防犯意識と危機回避能力の向上を図り、安全リーダーを育成する県警独自の取り組みとして、平成19年に設立。各署管内にある小学校のうち1校がモデル校に選ばれ、主に5年生を中心とした高学年が参加する。さらに、地域安全活動で防犯知識を習得した児童が、他の児童や保護者等に還元することで、周囲への安全意識の普及にもつながっている。

サマースクールのカリキュラムは「不審者から走って逃げる体験」「大声測定器を使用した大声を出して助けを呼ぶ体験」「安全マップの作り方」「パトカー(広報車)・通信指令室・交通管制センター・広報センターの見学」といった内容。