三重県警で警視庁の元女性警視正が講演 女性職員のキャリア形成へ

三重県警で警視庁の元女性警視正が講演 女性職員のキャリア形成へ三重県警は7月11日、警視庁の元女性警察官で警視正まで務めた鈴木佳枝氏を招き、県警本部で女性活躍推進に関する講演会を開いた。女性職員対象の「女性職員のキャリア形成の考え方」と、幹部職員対象の「これからの警察組織の在り方」の2部構成で、県公安委員会の委員も参加した。

第1部では、鈴木氏が自身の経歴を振り返り、女性ならではの課題に「どのように向き合ってきたか」の経験を紹介。女性職員に対し、キャリアアップや警察での女性職員の役割の重要性を訴えた(写真)。

聴講した女性職員からは「依然として男女ともに『こうあるべき』という固定観念も根強い。家庭との両立は課題が多いが、自身のキャリアについてあきらめずに考えていきたい」との前向きな声が上がった。