詐欺防止へ国際電話の利用休止促す 静岡県警が理容組合と連携

詐欺防止へ国際電話の利用休止促す 静岡県警が理容組合と連携特殊詐欺被害を防ぐため、静岡県警本部は県理容生活衛生同業組合と連携し、犯行に使われることの多い国際電話の利用休止を促す取り組みを始めた。7月2日付で協定を締結した(写真)。

同組合には県内の理容店約1,200店舗が加盟する。各店舗は散髪の待ち時間や実施時に、国際電話利用休止の必要性や警察署での手続方法のほか、詐欺被害の状況や手口、被害に遭わないポイントなどを利用客に伝える。店内には「振り込む前にアタマを冷やせ!」との啓発メッセージを記載した防犯チラシも掲示している。

昨年、県内で発生した特殊詐欺の被害額は、過去最高の約16億300万円。1日当たり約440万円の被害があった計算だ。チラシではこうした内容にも触れ、被害の大きさを示すことで、利用客の印象に残るよう視覚的に訴えている。