視覚障害者への配慮に理解を 青森県警が全盲の盲学校教諭迎え研修会

青森県警は、全盲の視覚障害者で盲学校教諭の西澤友紀さんを講師に迎え、「視覚障がい者に対する合理的配慮への理解を深める研修会」を実施した。

県内で来年に開かれる国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会を見据えたもので、全所属の幹部職員と警察学校入校中の初任補修科生を含む80人が受講した。

研修では導入として、アイマスクやタオルで目を覆い、盲状態であめの味を判別する味覚体験を実施。視覚のない状態では受講者の半数が判別できなかったことで、普段は視覚に頼って生活していること、視覚を失うとはどういうことかを体感し、盲状態への理解を深めた。