兵庫県警が海自、海保と災害警備訓練 淡路島での孤立に備え

兵庫県警が海自、海保と災害警備訓練 淡路島での孤立に備え兵庫県警は6月20日、海上自衛隊や海上保安庁と連携して「3機関合同災害警備訓練」を実施した。

災害による淡路島の孤立に備える目的で、2ルートで海上からの部隊輸送の要領等を確認した後、洲本市由良町の「関西太平洋鉱産株式会社管理地」に部隊を集結し、救出救助訓練を行った。また、県警本部では災害警備本部を立ち上げ、映像伝送により、現場の状況がリアルタイムで共有された。

訓練では「梅雨の大雨で地盤が緩んでいる状態で大地震が発生」「明石海峡大橋が不通となった」と想定。港の被害に備えて、沖合で「あわぎり」から小型ボートに移乗して海岸に接近、縄ばしごを登って上陸する訓練(写真)などを行い、より厳しい環境での対処能力向上に取り組んだ。