青森県警が幹部向けに市民応接学ぶ研修会開く
青森県警は、NPO法人日本接遇教育協会の接遇インストラクター・外崎禎子さんを講師に迎え、「県民の心に寄り添う市民応接の在り方」をテーマとした幹部向けの研修会を開いた。各所属の副署長・次長ら約100人が出席(うちオンライン受講が約50人)。
幹部自らが市民応接の基本姿勢と重要性を学び、部下を指導することで、組織全体の対応力の向上や苦情等の減少につなげ、苦情等への対応に使われている人員や時間等のリソースを県民のための活動に当てることがねらいだという。
冒頭のオリエンテーションでは、SNS上に投稿された実際の事例として、職務質問時の警察官の丁寧さを欠いた口調や高圧的な態度などの不適切な対応を紹介。外崎さんは「一般市民の視点で警察官の市民応接を考えるという客観性を持つことが必要」と助言した。