暑熱対策で空調ベスト配備 神奈川県警が現場警察官ら6,200人分を
神奈川県警は6月9日、暑熱対策の新たな資機材として、耐刃防護衣の下に身につける「空調ベスト」の配備を開始した(写真)。
猛暑における現場警察官の勤務環境の改善・整備を図る目的で、対象は、耐刃防護衣を着用して街頭活動に従事する地域警察官と機動隊員を合わせた6,200人。使用した警察官からは「涼しい」「汗が乾いて快適」と好評だという。
「空調ベスト」は、内蔵されている電動ファンで外気を取り込み、内側を通気させて汗を乾かすことで汗濡れの不快感を軽減し、汗の気化熱で体温を下げる優れものだ。体との密着を防ぐスペーサーもベスト内部に備えているため、耐刃防護衣の下に着用しても通気性が確保され、電動ファンの使用中もベストが拡張しないという。