自転車関連事案の抑止へ 高校生主体の被害防止活動を開始
広島県福山東署は6月1日、管内6高校の生徒が主体となって自転車の交通安全や盗難被害防止に取り組む活動を始めた。期間は8月31日までの92日間で、取組優秀校は警察署長に表彰される。
各校で中心となって活動に取り組む生徒を指定する「自転車安全リーダー」の委嘱式で(写真)、生徒が「自分たちの学校の生徒が交通事故や自転車の盗難被害に遭わないよう、校内放送を行ったりしたい」と意気込みを語ると、同席した教諭は「生徒の安全意識が高められるきっかけになってくれれば」と期待をにじませた。
同署によると、今年4月末現在、管内の自転車盗被害は117件(前年同期比6件増)、高校生が関係する自転車の人身事故は7件(同2件増)に上る。同署は今後も関係機関・団体と協働した啓発活動を行い、自転車関連事案の抑止に努めていく。