災害時の重油の優先確保へ 警視庁が事業者と協定

災害時の重油の優先確保へ 警視庁が事業者と協定警視庁は5月29日、本部庁舎の会見室で(株)高橋商店と「大規模災害時における非常用発電装置用燃料(重油)の供給に関する協定締結式」を開いた(写真)。

高橋商店は1963年に創業。ガソリンスタンドの運営や建設現場への燃料配送を行い、過去に発生した地震や台風等の大規模災害では、病院・学校・老人ホーム・銀行等に石油を供給するなど、地域貢献活動を続けてきた。

協定は、大規模災害発生時に各種警察活動を安定的に展開できるよう、各署の非常用発電装置に使用する重油を優先的に供給する内容。重油は流通量や取扱事業者が少なく、安定的な確保が課題だったが、同社代表取締役の高橋成紀氏の賛同により協定が実現した。