「鵜の目」で詐欺防げ 岐阜県警が鵜匠組合と合同啓発活動

「鵜の目」で詐欺防げ 岐阜県警が鵜匠組合と合同啓発活動岐阜県警はぎふ長良川鵜匠組合と連携し、夏の風物詩として知られる同県の伝統的な漁法「鵜飼」と絡めた特殊詐欺被害防止広報「鵜の目鷹の目大作戦」を展開している。鵜や鷹が獲物を狙う時のような鋭い眼や感覚で詐欺の端緒を察知し、先制的な抑止に努めるとの思いが込められている。

第1弾では、鵜匠6人をモデルとした啓発ポスター6種類を制作。STOPの文字を大きく配置し、見る人に「うまい話は鵜呑みにしたらあかんよ。」などと岐阜弁で呼びかける内容に仕上げた(写真)。4月30日に披露され、県内の市町村や金融機関、商業施設等で掲示されている。

第2弾の啓発活動は5月3日、11日の鵜飼開きに先駆けたイベント「今年もいくぜ! ぎふ長良川鵜飼2025」の会場となった岐阜市内の複合文化施設「みんなの森メディアコスモス ドキドキテラス」で実施。同組合のアドバイザーを務めている「PASSING on PROJECTy」とのトークショーでは、来場者に特殊詐欺に対する注意を促すとともに、国際電話不取扱申請を推進した。