警視庁亀有署が金町浄水場でテロ対処合同訓練
警視庁亀有署は葛飾区の金町浄水場で5月20日、官民合同のテロ対処訓練を実施した。隣接する葛飾署と小岩署などを含む約100人が参加。
訓練は「都庁に『浄水場に爆発物を仕掛ける』とテロ予告があった翌日、浄水場の塀を乗り越えて不審者が侵入する事案が発生。浄水場の警備システムが発報し、防犯カメラで大きなバッグを背負った不審者の姿を見た警備員が110番通報した。近隣住民からも『フェンスを乗り越えて侵入する不審者を見た』と通報があった」と想定し、110番通報訓練で幕を開けた。
その後、駆けつけた署員が警備員に事情聴取したところ、犯人の物と思われる靴が落ちていたことが判明したため、報告を受けた警備課長が鑑識課に警察犬を要請。警察犬がにおいで逃走経路を辿って潜伏場所を特定し、署員らが刺股等の装備資機材を活用して犯人を制圧逮捕した(写真)。