鑑定の高度化へ 宮城県警が東北大と協定
宮城県警は国立大学法人東北大学と、同大学の青葉山新キャンパスに整備された世界最高水準の最先端大型研究施設「Nano Terasu(ナノテラス)」の利活用等に関する協定を締結した。地域社会の安全・安心に貢献するもので、捜査支援や人材交流等について包括的に取り決める内容。協定式には多くの報道陣が詰めかけ、大きな社会的反響があった。
同施設では、太陽光の約10億倍も明るい「放射光」を用いて、様々なモノの内部や表面をナノスケールで観察できる。1mの10億分の1という「ナノ」の世界で物質を鮮明に可視化できることから、幅広い分野の研究開発に活用されており、鑑定の高度化に期待が寄せられている。