闇バイトの危険性周知へ 「石見神楽」のオリジナル演目を制作
島根県益田署は「闇バイト」を題材に、伝統芸能「石見神楽」のオリジナル演目を制作した。地元の神楽団体が協力。歳末特別警戒出動式で初披露され、その際に収録した動画が県警公式YouTubeチャンネルに公開されている(写真)。
あらすじは「SNSで『ホワイト案件、日給3万円』等と記載された募集に応募した若者が、犯罪グループの指示で強盗事件を起こし、警察に捕まってしまう」というもの。若者が犯罪グループと関わったことで後戻りができなくなっていく様子が神楽の口上や演舞で巧みに表現されており、「闇バイト」が引き起こす事態の重大性を見る人に印象付け、危機感を醸成する効果が期待できそうだ。
同演目は地元の園児や学生などにも大絶賛されているという。同署では、今後も管内の住民の心に響く取組を模索し、事件事故の防止や各署の広報啓発を推進していく。