北海道警が十勝連峰三段山で冬山遭難救助訓練
北海道警は1月27~29日の3日間、十勝連峰に属する三段山(標高1748m)で山岳遭難救助隊の冬山遭難救助訓練を実施した。
「スキーヤーが雪崩に巻き込まれた」との想定の下、隊員は実際の救助手順に沿って「雪崩埋没者の捜索」「道警式低体温症ラッピングによる保温・加温措置」「担架による雪上搬送」などの実践的訓練に取り組んだ。また、伊藤泰充本部長が現地入りし、自ら視察と督励を行った(写真)。
道内では、昨年11月から今年1月の間に32件(前年同期比で13件増)の冬山遭難が発生。うちバックカントリースキー遭難が28件を占めた。さらに近年は、外国人バックカントリースキーヤーの人気を集める同山でも複数の山岳遭難が発生している。