山岳遭難者の早期発見へ 奈良県警が会員制捜索サービスの運営会社と協定
奈良県警は、山や海での行方不明者の位置情報を、貸与した専用の発信器をもとに特定する会員制捜索サービス「ココヘリ」の運営会社、AUTHENTIC JAPAN(株)と「捜索活動の協力に関する協定」を締結した(写真)。山岳遭難者の迅速な発見・救助につなげる。
協定では「警察が認知した山岳遭難者が会員であるかを照会できる」「会員の山岳遭難が発生した場合に捜索に必要な情報(人定、会員ID、登山計画等)を共有する」「使用機器(受信機等)を県警が借り受けることができる」の3点で連携するとしている。
「ココヘリ」は、入会した会員に専用の発信器を貸与し、会員が遭難した場合は受信機を用いて、同社が提携する民間ヘリなどで居場所(発信機)を捜すサービス。現在の会員数は全国で17万人以上にのぼるという。