特殊詐欺被害の水際での阻止を 愛知県愛知署がJAで窓口職員による対応訓練
高齢者の高額出金時の全件通報などを目的に、愛知県愛知署と長久手市は2月14日、JAあいち尾東農協長久手支店で、窓口職員による対応訓練を行った(写真)。
同署管内では今年に入り、すでに7件(1000万円以上)の特殊詐欺被害が発生しており、金融機関からの通報も少ないという。そこで、地元女性防犯ボランティア団体のメンバーや署長自らが預金者役に扮し、窓口職員が特殊詐欺チェックシートを活用して対応要領などを確認。訓練を通じて、金融機関全件通報に対する意識付けを図った。
同支店の店長からは「緊張感をもって被害防止に取り組みたい」と好評で、同署は今後、JA各支店で対応訓練を行う予定。