北海道釧路方面帯広署の地域課巡査長が防犯落語を披露　拝命前はプロの落語家として活躍

北海道釧路方面帯広署地域課の岡崎傑巡査長（32）が１月28日、管内町内会総会の場で特殊詐欺防犯落語の高座を務めた。

令和３年に北海道巡査を拝命するまでの岡崎巡査長は、平成25年に五代目円楽一門会三遊亭好楽門下に入門。師匠の三遊亭好楽から「三遊亭ろこう」を命名されるなど、プロの落語家として活躍したという異色の経歴の持ち主だ。

師匠から譲り受けた扇子を握りしめ、着物を羽織った小粋な姿は正にプロの落語家で、この日の防犯講話では、普段「ひったくり」を稼業としている２人組が特殊詐欺を新たな稼業として始めようとする噺を披露（写真）。投資詐欺や還付金詐欺、架空請求詐欺などのさまざまな詐欺手口をユーモアを交えて紹介するなど、詐欺被害防止に情熱を向けるその眼差しは正に警察官だった。