愛知県警鉄警隊が関係署と新幹線の緊急事態対処訓練

愛知県警鉄警隊が関係署と新幹線の緊急事態対処訓練愛知県警本部鉄道警察隊は12月中3回にわたり、中村・安城・豊橋署と、名古屋市に所在するJR東海リニア・鉄道館でN700A型新幹線を使用した緊急事態対処訓練を実施した(写真)。鉄警隊員の現場対処能力を高めるとともに、重大事件により新幹線のぞみ号が本来停車しない駅(三河安城駅・豊橋駅)に停車した場合に備え、県内新幹線駅を管轄する3署との連携強化を図った。

はじめに、JR東海職員による最近の新幹線関連事案、新幹線の特性や防犯・セキュリティ、車両構造・駅設備などに係る教養を受講。屋外展示車両を活用した想定訓練では「走行中車内での事案対応」「緊急停車時における車内突入」などの要領を確認した。また、鉄警隊員によるPⅢ緊発映像伝送(PⅢカメラ機能起動後、撮影映像を送信)の訓練、鉄警隊員と署員によるPⅢグループ通信アプリ(同一グループ内の複数のPⅢ同士で通信できる機能)を利用した無線交信訓練も行われた。