香川県警音楽隊が本格始動を前に基礎体力向上講座
音楽隊活動の本格始動を前に、香川県警音楽隊は定期訓練のメニューとして基礎体力向上講座を、県警察学校体育館で開催した。コロナ禍の影響で低下した体力アップを図るねらい。県公安委員が見守るなか、部内でインストラクターの資格を持つ職員の指導で、楽長以下21人が座奏やパレード、ドリル演奏の各シーンで必要となる身体各部の機能強化に努めた(写真)。
県警音楽隊は、ピーク時には年間約100回の出動をこなしていたが、コロナ禍で出動機会が大幅に減少。パレードやドリル演奏も制限されていたものの、今年度からはアフターコロナによる本格的な活動再開が見込まれている。夏には県内各種イベントでの活動、秋には「四国4県警察音楽隊演奏会」の開催が予定され、各自が自信を持って活動に臨むため、個々の体力を見つめ直す機会として講座を行った。
実施にあたり、インストラクターと打ち合わせを重ね、体力に自信のない隊員でも継続できる「簡単コアトレ」メニューを制作。過去には、普段あまり身体を動かさない隊員が急な訓練により、けがをすることもあったという。音楽隊は年齢・性別・働き方が多様な職員の集まりであり、講座を通してそれぞれが自身の健康に目を向けることの重要性を意識していた。