愛知県中村署が「福よせ雛」で犯罪被害抑止・交通事故防止の広報活動

愛知県中村署が「福よせ雛」で犯罪被害抑止・交通事故防止の広報活動愛知県中村署は犯罪被害抑止・交通事故防止活動の一環で毎年2月から3月にかけて、「福よせ雛」を用いた広報活動を行っている。10回目となる今年は、警察官の制帽やのぼりなどを備え、防犯や交通安全、採用募集などを訴えるユニークな雛人形約50体が2月17日からロビーに飾られ、来庁者を迎えた。

雛人形は本来、女児の誕生を祝って贈られるものだが、生活様式の変化や核家族化に伴い、傷みや汚れがないのに捨てられることも多いという。こうした雛人形に「再び活躍する場を作りたい」との趣旨で「日常生活を表現する雛人形」が考案され、この雛人形に関わるすべての人に福が来るようにと「福よせ雛」と名付けられた。雛人形自体にアレンジを加え、さまざまな施設で展示されている。

2月22日には「愛知県中村警察署長&福よせ雛トークショー」と銘打ち、守部泰裕署長と、「福よせ雛公認執事」でミュージシャンのROLLYさんの橋渡しにより「福よせ雛」とのトークショーを開催(写真)。守部署長が「人間の世界では特殊詐欺がものすごく発生している」と語り掛けると、ROLLYさんを介して「福よせ雛」から「誰かが声を掛けて阻止しましょう」とのエールが送られた。