茨城県警が「土浦全国花火競技大会」の雑踏警備を完遂

 茨城県警が「土浦全国花火競技大会」の雑踏警備を完遂茨城県土浦市で、日本三大花火大会の一つとされる「土浦全国花火競技大会」があった。3年ぶり91回目の開催。約2万発の花火が打ち上げられ、土浦市の人口の3倍にあたる約45万人が鑑賞した。

大会会場は市内を流れる桜川の河川敷で、最寄駅のJR土浦駅から約2.5km、徒歩で約30分、シャトルバスで約10分の距離にある。駅から会場に向かう道路には多くの露店が立ち並び、管轄する土浦警察署では、県警本部や県内17署からの応援を受け、警察官450人、市職員、消防署員、警備員などの自主警備員の総勢約1,400人体制で雑踏事故防止の警備活動を展開(写真)。具体的な対策として、警察用ヘリで上空から混雑状況を確認するとともに、特に観客が密集する会場周辺やシャトルバス乗車場の混雑緩和、堤防上等での通行規制に取り組んだ。また、駅と会場の2カ所にDJポリスを配置して観客の広報誘導を徹底したほか、県警・JR・市などの関係者が、案内板等を活用した観客の整理・誘導、駅に入場する人数の制限などに当たった。