地域住民が旭川方面名寄署に手作りの交通安全贈る
北海道旭川方面名寄署は名寄市内に住む田渕夏子さんと川原夏子さん(通称ダブルなっちゃん)が交通安全を願って手作りしたお守りの贈呈を受けた(写真)。署窓口に備え付け来庁者に提供したり、啓発活動で地域住民に配布している。
2人は毎年、春と秋の全国交通安全運動にあわせてお守りをボランティアで制作しており、来年で節目の30年を迎える。当初は地元小学校に贈っていたが、14年ほど前からは警察署にも。新品の5円玉を軸に糸で編み込んだカエルやフクロウのお守り、「無事に帰る」という願いを込めた手糸のマスコット「ぶじカエル」、古い着物の布地を利用したティッシュカバーやエコバッグ、革製の小銭入れなど計222点にのぼり、制作数は「ニコニコにちなんだ」という。
受け取った米原良己署長は「地元でこのような活動をしている方々がいるだけで、警察としても元気と勇気をもらえる。交通事故の被害者が減るよう今後も抑止活動に取り組みたい」と感謝の言葉を述べた。