福岡県中央署が米空軍特別捜査官招きサバイバル逮捕術訓練
福岡県中央署は米空軍特別捜査局東京事務所からポール・ソルシ特別捜査官を招き、全署員を対象に「サバイバル逮捕術訓練」を行った(写真)。
ポール氏は、最強格闘技として名高いグレイシー柔術の本部直轄指導員。現職の前には、ブッシュ大統領時代に大統領警護隊(シークレット・サービス)の勤務歴も有する、数々の修羅場をくぐり抜けてきた“実務格闘家”である。
通常勤務の中で身を守る技術を習得するため、制服・私服を問わず、革靴のままで全体訓練を実施。ポール氏は実戦さながらの数々の動きや注意点を伝授し「相手に職質する際は、マインド(意識)チェンジに心掛け、距離(間合い)に応じてグリーン・イエロー・レッドとつぶやく」と説明。これは米国法執行機関で教えられている技法であり、「イエローの時点では相手に警戒感を与えず、かつ咄嗟の防御ができるよう、両手を胸の前で軽く合わせて」などと、要領について懇切丁寧に指導した。