宮崎県警が離島「築島」で管轄駐在所員との合同パトロールを実施
宮崎県警は、警察用船舶「あおしま」で串間署管内の沖約400mに浮かぶ離島「築島(つきしま)」に上陸し、管轄駐在所員との合同パトロールを行った(写真)。
築島はかつて数十人が暮らす島だったが、現在は2世帯4人の高齢夫婦が暮らすのみとなった。本土との往来は渡し船だけで、警察用船舶で上陸するのは初めてという。島に上陸後、警察官が2世帯への巡回連絡でうそ電話詐欺被害防止の防犯指導を行ったほか、空き家での空き巣の被害確認、建物倒壊が懸念される危険場所の把握などで、島民の不安解消に努めた。
島民からは「身近な人がうそ電話詐欺の被害に遭ったことがある。啓発チラシをもらったり、直接話を聞いたりできたのは本当にありがたい」「警察官の姿を見るだけでも安心する」などの声が聞かれた。県警は今後も船舶や移動交番車を活用し、県内の隅々にまで安全安心を届けていく。