岐阜県警で車いすバスケメダリスト・秋田選手が交通安全活動に尽力
岐阜県警が交通安全大使に委嘱した東京パラリンピック車いすバスケットボール銀メダリストの秋田啓選手が、交通事故防止に向けた各種活動に取り組んでいる(写真)。
秋田選手は、昨年12月に県警と連携協定を結んだあいおいニッセイ同和損害保険(株)岐阜支店の社員であることから大使に任命された。5月10日には、県立岐阜総合学園高校であった「ヘルメット着用推進リーダー任命式」に出席し、リーダーの代表生徒に自転車用ヘルメットを授与した。
同リーダーは、自転車を利用する生徒が多い県内11高校を対象に、自転車通学の一部生徒を「ヘルメット着用推進リーダー」とし、各校内でヘルメットの着用の浸透を図る取組み。4月に「岐阜県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が制定されたことに伴い、県がこれまでに計290人を任命。この日、秋田選手は「私自身、交通事故で障がいを背負ったが、交通事故は非常に身近なもの。被害に遭わないためにもヘルメットを着用してほしい」と生徒に訴えた。