愛知県江南署で名物・布袋の大仏を犯罪状況知らせる警告灯に
愛知県江南署はNPO法人布袋駅舎保存会の協力で、管内の名物「布袋の大仏」をライトアップし、地域住民に犯罪被害防止を訴えた。午前0時から午後3時までに管内で特殊詐欺や侵入盗、自動車盗の被害が発生した場合は「赤色」、発生がない場合は「青色」で照らす。日々の犯罪発生状況を知らせることで、住民の防犯意識を高める取組みだ。
点灯式には(写真)、江南市・澤田和延市長らが参列。吉岡利高署長は「犯罪の発生状況に応じて色を変える大仏さまを地域の皆さまに見ていただき、『今日は犯罪があったのか、なかったのか』と思いを馳せるだけで防犯に対する意識の向上につながる」と期待を込めて話した。
取組期間の7日間で各種犯罪被害の発生はなく、終了日翌日には、住民への感謝の気持ちから市の花「ふじ」の紫色にライトアップされ、話題を集めた。管内住民からは「犯罪情勢が目に見えてとてもよい」「ずっと青色の大仏さまで安心できた」と大きな反響があった。