岐阜県飛騨署で「高校生交通安全俳句コンクール」
高校生の交通安全意識を醸成しようと、岐阜県飛騨署は「高校生交通安全俳句コンクール」を開催した。12月8日~1月31日の期間で、管内に所在する県立吉城高校と県立飛騨神岡高校から募り、各校で選定した計30作品(各15作品)が届いた。そのなかから、同署と交通安全協会が入選12作品、佳作18作品を決定した。
入選作品は
- 春の日や 命もどらぬ 勘違い
- 春霞 ゆっくり進めと 忠告だ
- 雲の峰 手を挙げ渡る 子らの笑み
- 月涼し 飲むなら鍵は 家に置く
- 草刈りや 田畑を越えて 蛇行する
など。コンクールは高校生が交通安全を考える機会となり、同署は「今後、各種広報紙などでこれらを広く発信し、市民の交通安全意識を高揚させたい」としている。
3月8日に表彰式が行われ、同署交通課長と飛騨地区交通安全協会長が各校を訪問。入選の代表者に、管内特産「山中和紙」を使用した表彰状を授与した(写真)。代表生徒からは「俳句はあまり作ったことはなかったが、交通安全についても考えることができてよかった」「俳句を楽しんでもらって、交通安全も意識してもらえるとうれしい」との感想が聞かれた。