愛知県警で仕掛学活用の鍵掛け促進ツールを開発

 愛知県警で仕掛学活用の鍵掛け促進ツールを開発愛知県警は住宅対象侵入盗の「無締り」被害対策として、仕掛学を活用した鍵掛け促進ツール(通称名:ただいまシュート)(写真)を新たに開発した。小学生に配り、自宅の鍵掛けを促すとともに、児童期から鍵掛け習慣の醸成を図っている。

ツールは、仕掛学の提唱者・大阪大学の松村真宏教授、県住宅防犯対策協議会の協力で開発・製作された。仕掛学の「ついしたくなるように間接的に伝えることで、結果的に問題を解決する」という考え方に基づいている。バスケットのボールとゴールの模型を作り、ドアの室内側についているサムターンの真上と真横に設置。鍵のつまみを回すと、ボールがゴールへと収まり、鍵が施錠される。シュートしたくなる心理を仕掛けとして取り入れたものだ。