愛知県熱田署で小学生が祖父母に送る詐欺被害防止はがきを企画

 愛知県熱田署で小学生が祖父母に送る詐欺被害防止はがきを企画特殊詐欺の被害が後を絶たない現状を踏まえ、愛知県熱田署は名古屋市熱田区内の大宝小学校に通う5・6年生130人に特製はがきを配布した。詐欺被害に遭わないためのメッセージを手書きしてもらい、祖父母宛てに送ってもらう。

コロナ禍で、孫に会うことが難しい高齢者に、効果的に注意喚起しようと企画した。裏面に「渡すな危険!!キャッシュカード」などの啓発文が書かれ、県警マスコット「コノハけいぶ」のイラストの吹き出しにメッセージを書き込むデザインになっている。はがきは切手付きで、そのまま投函できる。

児童の一人は「ばあちゃん、コロナには気をつけて元気でいてね。さぎにも気をつけてね」と記載(写真)。孫からの呼び掛けで高齢者の意識が高まり、詐欺被害に歯止めがかかるものと期待されている。