宮城県警が9署管内で震災の行方不明者捜索
宮城県警は東日本大震災の発生から10年を迎え、沿岸を管轄する9署管内で行方不明者捜索を行った。
県内全署から、震災後に採用された若手警察官を中心とする職員など計227人が集まった。漂着物の多い海岸や河口をはじめ、機動隊員がロープを使用して崖を越えながら、通常は人が立ち入らない海岸で行方不明者の手がかりを捜した(写真)。9署管内の活動で、レーキやとび口を持って漂着した流木、石の間などから骨片55点を発見したが、いずれも人骨ではなく、行方不明者の手がかりになる発見には至らなかった。