兵庫県伊丹署が自動車教習所に歩行者優先啓発のステッカー交付

 兵庫県伊丹署が自動車教習所に歩行者優先啓発のステッカー交付兵庫県伊丹署は横断歩道上の歩行者優先を訴える啓発ステッカーを、管内所在の自動車教習所「阪神自動車学院」に交付した(写真)。教習車の側面・後面などに貼付してもらい、教習生はもとより、教習車を目にする市民の意識浸透を図る。

同署によると、昨年管内では横断歩行者69人が交通事故で負傷しており、12月1日には横断歩道上で女性が車両にはねられて亡くなる事故も発生している。ステッカーは小型・大型の2種類があり、各50枚製作。視覚に訴えるピンク色が基本色で、横断者や車両のイラストと「『横断歩道』は歩行者優先!」「社会をもっとHAPPYに!」の文言を配したシンプルなデザインが特徴だ。

同校であったステッカーの交付式・車両出発式で、橋詰英夫署長から同校代表取締役社長の古田孝雄氏にステッカーが手渡された。同署は「ステッカーを貼り付けての路上教習を促すことで、市民一人一人の歩行者優先の意識を醸成し、横断歩道上での交通事故を防ぐ」としている。