埼玉県警の運転免許本部で震災時図上訓練を実施

 埼玉県警の運転免許本部で震災時図上訓練を実施近い将来、高い確率で発生が予想されている首都直下型地震に被災した場合に備え、埼玉県警本部運転免許本部内3課は発生時の対応について検討する図上訓練を行った(写真)。実態に即した対応が取れるよう課員の能力を高めるねらいで、運転免許本部長と各課長以下課員の54人(運転免許課21人、運転管理課18人、運転免許試験課14人)が参加した。

訓練は「午前11時ごろ、東京湾北部を震源とするM8.0の地震により県南部で震度6強の揺れを観測。運転者管理システムが停止するなど、免許手続等の継続が不可能な状態に。県内広範囲が停電し、電車は全線不通となり、運転免許センターには多数の免許更新者や取得者などが来庁している」と想定した。各課員は「災害発生時における運転免許業務マニュアル」に定める運転免許本部対策本部編成表に基づき、運転免許本部長を対策本部長とする班を編成した。