愛媛県警が俳句コンテストで適正な110番広報
県民に親しまれている俳句を通じて110番通報の正しい利用を呼び掛けようと、愛媛県警は「110番・初動警察活動」をテーマに、県内の高校生から作品を募集する「俳句コンテスト」を開催した。
119句の応募があり、俳人の夏井いつき氏が最優秀句の「銀杏降る 百十番の なき朝を」をはじめ入選作三句を選んだ。
県警本部であった入選句の講評と表彰式には、一日通信指令課長に委嘱された夏井氏、入選作の生徒と学校関係者などが出席。夏井氏は、作者一人一人を前にユーモアを交えながら講評し(写真)、最優秀句については「銀杏の葉が静かに降る朝のような平穏な日々が続くことは、みんなの願いであり理想です。日本中の人たちがこういう思いで暮らしてくださったら本当にうれしい」と願いを込めて語った。