奈良県警が国宝「阿修羅像」モデルに詐欺被害防止ポスター製作

 奈良県警が国宝「阿修羅像」モデルに詐欺被害防止ポスター製作県民が特殊詐欺被害に遭わないよう、奈良県警と県金融機関防犯協議会は法相宗大本山興福寺(奈良市)の国宝「阿修羅像」の啓発ポスターを製作した。

ポスターは、金融機関からの声掛けに理解を求める内容の「私達の正義」と、キャッシュカード手交型の被害防止を喚起する「渡すな!キャッシュカード、教えるな!暗証番号」(写真)の2種類のデザインがあり、1,500枚と3,500枚を製作。県内各署、金融機関に掲示されたほか、県警が掲示先を募集し、県民の防犯機運の高揚に努めた。

97団体・個人から申込があり、計1,480枚を配布。配布先は学校や自治会、商業施設、病院、寺社仏閣など多岐にわたり「デザインの阿修羅像が奈良らしくて良い。お年寄りにも興味を持ってもらえる」「校内に貼って、子供への教育に使いたい」「墓参りやお盆参りの法要時にお年寄りに啓発したい」と好評だった。