埼玉県大宮署が高校生の万引き防止放送を企画

 埼玉県大宮署が高校生の万引き防止放送を企画埼玉県大宮署は管内に所在する大型スーパー「イオン大宮店」で高校生による万引き防止の店内放送を行った。

呼び掛けたのは、さいたま市立大宮北高校生徒会の鈴木結菜さんと相葉真友さん(写真)。「大人目線ではなく、高校生として呼び掛けた」と鈴木さん。2人は店内放送を通じて万引き防止を力強く訴え、相葉さんは「この放送で万引き防止に対する意識が高まれば」と期待を込めて話した。

この日は、署員と大宮地区販売防犯連絡協議会等のボランティアが来店客への啓発品配布と防犯診断も実施。同署によると、昨年の管内の万引き被害は刑法犯認知件数の約15%を占め、自転車盗に次いで多い罪種という。担当者は「今後も万引きをされない店舗作りを啓発するほか、子供から高齢者までの全世代に『万引きは犯罪』との意識付けを図る」としている。