兵庫県警が神戸港テロ対策合同訓練を実施

 兵庫県警が神戸港テロ対策合同訓練を実施兵庫県警は間近に迫ったG20大阪サミットや、ラグビーW杯、東京五輪・パラリンピックの開催を見据え神戸港で「第20回神戸港テロ対策合同訓練」を行った。

東灘、灘、生田、兵庫、神戸水上の各署をはじめ、航空隊、通信指令課、機動隊、外事課、近畿管区局機動通信課が参加。神戸海上保安部や神戸市消防局など、神戸港の水際危機管理を担う関係機関も加わった。参加総数は約200人。

訓練では民間企業の協力で、日本船籍最大のクルーズ船「飛鳥Ⅱ」やタグボートを使用。神戸港に向けて航行中の大型クルーズ客船で放火、化学剤テロが発生したとの想定で▽火災消火・救助訓練▽化学剤の除染・救急搬送訓練―などに取り組み(写真)、関係機関相互の連携を確認してテロの対処能力を高めた。